2010-03-02 ■ 言葉 「あすが来、あすが去り、そうして一日一日と小きざみに、時の階[きざはし]を滑り落ちていく、この世の終わりに辿り着くまで」 「いつも、きのうという日が、愚か者の塵にまみれて死ぬ道筋を照らしてきたのだ」 「たとえバーナムの森がダンシネインの城に迫ろうとも、女から生まれぬ貴様を相手にしようと、さあ、これが最後の運試しだ」――シェイクスピア『マクベス』(福田恒存・訳) あー、やっぱ福田恒存訳は読み物として格好いい。