大学の先輩の結婚式で、受付を勤める――その前に、私用でラブホに足を運ぶことに。
 内緒ですよ。
 あと、私用っていってもそういうことではないですからね。

 
 結婚式はつつがなく。わたしの先輩にあたる新婦は、本当にお綺麗でした。
 知ってたけど。


 式がお開きになってからは、大学の先輩らと飲みに。
 二つ上の先輩(でも年齢は一つ上)がなんだかすごく熱を入れて未来について語り、しかもわたしの未来について考えた言葉をくれるので、なんとなく「姉ちゃん」――「お姉ちゃん」でも「姉さん」でもなく――といった感じ。
 しかし、この親しみを伝えれば怒られるであろうから黙っておこう。

マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC)

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