• 金庸天龍八部 二・王子受難』
     読了。
     途中、おしっこする/しないで美少女二人が恥ずかしがるシーンがあり、金庸先生はかがみふみをも読んでるのかと思うと、その向学心には恐れ入る。
     あと、段誉[だん・よ]編のメインヒロイン・王語嫣[おう・ごえん]のキャラクターが可愛すぎるのは、金庸先生がこの健気な美少女に萌えているからだと思う。そういえば、金庸先生が「自作の登場人物で付き合うならこの娘がいい」と言い切った、鹿鼎記双児[そう・じ]『神都剣侠』郭襄[かく・じょう]も、健気な美少女だった。
     金庸先生は、「頭のいい小悪魔美少女」とか「才色兼備のツンデレ娘」とかを得意とするけど、本心では物分りのいい健気な美少女が大好きで、そう考えると「小悪魔」とか「ツンデレ」とかをメインに据えて大成功した射都英雄伝『秘曲 笑傲江湖は、金庸先生のプロ意識の高さをうかがわせる好例となるかと思う。

  • わらの犬
     何度見ても、途中のレイプ(?)シーンは胸が苦しくなる。
     あの苦しさは悪魔のいけにえのいつ果てるとも知れない恐怖に満ちた逃走と拷問のシーン並みで、それゆえにラストの無口な殺戮シーンがまた胸に迫る。

わらの犬 [DVD]

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